欧米では割礼と呼ばれる宗教儀式によって幼少期に包茎手術を行う事が浸透しています。
ですので、欧米での包茎状態の男性は少ないかと思いきや、欧米でも約6割の男性が仮性包茎の状態といわれています。
このことを不思議だとは思いませんか?
幼少期に包茎手術を行う事が浸透している欧米ならば、成人後の包茎手術もさぞかし浸透しているのでは、と考えるのが普通だからです。
実は、欧米では包茎という概念が無いのです。ペニスは割礼しているペニス(カットペニス)と割礼していないペニス(アンカットペニス)の二通りしかないのです。
ですから、仮性包茎のペニスが正常な状態で、いわばそれが普通なのです。
したがって、包茎に対するコンプレックスもありませんし、包茎手術の有無に関する偏見もありません。
このような風潮になったのは国土的な文化の違いも大きく影響しているかとは思いますが、欧米の方が幼少期からの性教育が浸透している事も要因の一つでは、と言われています。
HIVの蔓延が深刻なアフリカ諸国ではその対処に手を焼く国も多く見られます。
そんな折、アメリカのある健康促進機関が「包茎手術はHIVを始めとする感染症予防に有効」との見解を示しました。
これは、包茎手術が行われる国のHIV感染率と包茎手術が行われない国とのHIV感染率を比較した結果、包茎手術が行われる国のHIV感染率が極端に低いというデータから導いた仮説ですが、これを受けて国を挙げて包茎手術を奨励する国も出てきました。
包茎手術の有無でHIV感染率が上下するというよりも、ペニスを清潔に保てるかどうかが実際のHIV感染率を上下しているので、一口に包茎手術が有効な手段とは言えませんが、国家を挙げて包茎手術に取り組むという姿勢は日本では想像も付かない事でもあります。
もし、日本が政府奨励で包茎手術を行うようになれば、包茎に対する偏見も少しは減るかもしれませんね。
先述の様に、欧米を始めとする世界の国々では包茎に対する偏見が全くありません。
となると、包茎に関してコンプレックスを感じる国家は日本だけかというとそうではなく、お隣の韓国でも包茎コンプレックスは根強く残っています。
しかし、韓国では8割強の男性が幼少期に包茎手術を受けていますので、成人してからコンプレックスに感じている人となると、極少数に限られます。
対して日本では、包茎に対するコンプレックスは強いのに、幼少期の包茎手術はほとんど浸透していません。
したがって、成人してからコンプレックスに感じている人も多く、これがかえって悪循環を生み出している可能性もあります。
日本と韓国における包茎コンプレックスの原因として考えられる点に、どちらの国家も幼少期の性教育が遅れている事が挙げられます。
つまり、包茎についての正しい知識に欠けているのでは、と考えられているのです。
また、日本での包茎コンプレックスの原因として、美容整形業界が包茎手術をコンプレックス産業として煽っているからとも考えられています。
日本と韓国も世界規模でみれば立派な先進国ですが、包茎という概念に限って言えば、まだまだ後進国から抜け出せなさそうです。